平成25年6月に「フロン回収破壊法」が改正され、平成27年4月の全面施行によりフロン排出抑制法として業務用空調・冷凍機器について、所有者に「簡易点検・定期点検」「フロンガスの充填に関する事」等が新たに義務付けられる事になりました。
簡易点検はすべての第一種特定製品(業務用エアコンはすべて該当します)について3ヶ月に1回以上、管理者自身による簡易点検を行う必要があります。定期点検はさらに圧縮機の電動機の定格出力が7.5kW以上の場合は、有資格者(冷媒フロン類取扱技術者等)による定期点検(3年に1回以上)を行う必要があります。
フロン漏えい点検(簡易点検・定期点検)
簡易点検ってなに?
簡易点検とは、業務用エアコンや冷凍冷蔵機器等を使用する管理者が、3ヶ月に1回以上は点検しないといけないです。ここで言う管理者とは、所有している企業様やオーナーさんユーザーさんの事ですので、基本は自分で点検してくださいという意味です。もちろん、3ヶ月に1回もできないとか、わからない方が見えると思いますが、専門業者に委託する事も可能です。
簡易点検は結局何をすれば良いのとなりますが、基本は目視点検です。室外機と室内機の異常振動・異常音・油にじみはないか・キズ・腐食・錆びなどはないか・熱交換器や配管に霜付きはないか等です。見た目だけの点検ですので、できなくはないと思いますが、記録しないといけないですし、やはり3ヶ月に1回が大変だと思います。
当店は簡易点検も実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
定期点検ってなに?
定期点検とは、簡易点検と同様で、業務用エアコンや冷凍冷蔵機器等ですが、そのなかでも圧縮機の定格出力が7.5kW以上の機種は、簡易点検だけでは、ダメで資格を持っている専門技術者に3年に1回以上は、点検してもらってくださいという意味です。話はなんとなくわかるけど、たぶん定額出力の7.5kW以上がお客様にはわかりにくいですよね。(あまりないですが、定格出力の50.0kW以上は1年に1回以上の点検が必要です)
圧縮機の定格出力は、だいたいのエアコンは室外機の銘板に書いてあります。銘板の中に圧縮機の定格出力〇.〇kWと記載されていると思います。記載が見えなくなっている場合は、型名からメーカー等に調べてもらわないといけないです。室外機の型名がわかれば当店でもお調べできますのでお気軽にお問い合わせください。その記載が7.5kW以上かどうかという事になります。
フロン排出抑制法は、平成30年3月末にて、施行から丸3年となります。
簡易点検もとても自社で3ヶ月に1回以上できないのでお願いしたいとか、室内機の台数が多くて室内機のフィルター洗浄をシーズン前に点検と一緒にお願いしたいとか、自社のエアコンが7.5KW以上に該当するかわからないとかでも、お気軽にお問い合わせください。
当店は、多数の定期点検の実績があります。是非当店にお任せください。